単価をあげる方法。
まず、ひとつめは、「気づいたら単価あがってた!」という自然現象的な単価の上がり方です。
スキルと自信をつけるやり方はとにかく時間がかかる!
こつこつこつこつ、目の前の仕事をこなしながら、徐々に、ノウハウの厚みが出てきて、よりスキルが研ぎ澄まされていく。その上で、自分自身で、もう少し単価あげてみるか。とか、相手からもっと高くてもいいと思う。と、自然と単価を上げてもいいんだよ。と、大空のかなたから声がしてくるときがきます。
そして、徐々に単価があがってくる。振り返ると、2年前なんて、今の3分の1でやっていたな。と、ふと。感慨深いものを感じることがあります。しかし、これでは、2年、3年かかるかもしれません。とにかく、時間がかかりすぎてしまいます。
もっと、早く。もっと戦略的に単価上げる方法、それが2つ目です。それはあなたのスキルを「商品化」する。ということです。
単価をあげる極意は、あなたやあなたのサービスを商品化すること
世の中に溢れている商品、何気なく購入していると思います。スーパーでビールを買おうにも、ロングセラーのビールから、価格を抑えた第3のビール、健康思考のビール、ノンアルコールビール。いろんなメーカーからあの手この手で、いろんな切り口で販売されています。
その中で、どれにしようかな。ようは、自分が求めているものは何かな、という思考で、商品を手にとると思います。多くの商品群から、選ばれる必要がある。しかし、勘違いしてはいけないのは、せっかく買ってもらっても、なんか違ったな。と思われることもあるということ。
ビールだったら、1本飲んで、もう買わなければいい話ですが、あなたのようなクリエイターの仕事をしているフリーランスにおいてはそうはなりません。
見積して、提案して、契約して、制作に何日もかけて、お客さんとコミュニケーションをとって、じっくり進めていく仕事です。
ビールのように、途中で「なんか思ったのと違った。」となると、それはそれは、しんどい状況に陥ります。途中で仕事を放棄するわけもいかず、最後までお互いに疲弊しながら、なんとか形にしないといけません。
あなたの商品は、あなたが本当に買って欲しい人にだけ、ビビッと刺さる商品でなくてはいけません。
商品の考え方は、「お客さんが直面している悩みは何か」「なぜ、悩みを解決したいのか?」「悩みを解決したら、どんな未来に連れて行けるのか」をあなたの商品を見たり、聞いたりしたときに瞬時に伝わらないといけません。
それは、商品名称と、キャッチコピーが非常に重要になってくるのです。そして、その商品の金額を決めるのは、お客さんの悩みをどれだけ深く解決できるか。によって、金額が高くなっていきます。
お客さんの悩みをどれだけ深く解決できるかが鍵
忙しいから、代わりにやってほしい、という仕事だったら、1時間やって2000円とかの世界かもしれません。しかし、人生を変えるくらいのサービスを1時間で提供できるのであれば、何十万、何百万でも払う人は出てきます。
あなたのもっているスキルは、相手の悩みをどこまで深く解決できるか。どれだけ大きな悩みを解決できるスキルなのかをじっくり考えてみてください。
ウェブサイトをつくるでも、つくられたワイヤーをもとにデザインをするのか、根本的な悩みを解決するために、悩みを明確化した上で、解決するためのデザインをするのか、によって、お客さんとの関わり方は変わってきます。深ければ深いほど、感謝される度合いも変わり、より高単価になってきます。
また、お客さんの深さと合わせて、数も関わってきます。個人事業主のお客さん、ひとりの悩みを解決するのと、企業の100人社員がいるお客さんの悩みを解決するのでは、後者のほうが感謝される数は多いので、必然的に単価もあがります。
個人事業主の方でも、まだお客さんがあまり付いていない人より、すでにたくさんの人から仕事を受けて、たくさんの人に感謝をもらっている人の仕事のほうが、単価があがります。
ウェブサイトをリニューアルすることで、いまある売上から、どのくらい上がって、どのくらいの人に、ウェブサイトを通してサービスを提供することができるかが、見えてくるからです。その分の投資としてサイト制作費にお金を投じられます。
ずれてはいけないのは、だれのために全力になれるか
そして、なにより大事なのが、あなた自身が、どんな人のために気持ちよく全力になれるか、です。
お金をもらわなくても、やってあげたい、応援してあげたい。自分が関わることで、絶対この人は幸せになれる。と心から、力になってあげたい人は、あなたにとってどんな人でしょうか? どんな悩みをもった人でしょうか? あなたが一緒にいて心地いい人でもいいと思います。あなたがいちばん力を発揮できる、自然体で働ける相手を、よくよく考えてみてください。
その人に全力でサービスを提供し、そして深く多くの感謝をもらえる。そこを商品を提供するペルソナとして立てることが、高単価商品をつくる秘訣です。