こんにちは。ティラノヤの岡田です。
私はその昔、会社員のころ、平社員から主任に昇格したときがありました。26歳とかくらいのときだったと思います。
それは得体の知れないプレッシャーでした。
もともと、毎日やる気のないいつでもやめてやるぜ、と思っていた人間だったので気乗りしなかったんでしょう。
そして、役職者になってのはじめての洗礼をうけました。仕事を部下に回すことができなかったのです。
仲間に仕事をお願いできない自分を知る
私の上司は、タスクが発生すると、主任の私にしか声をかけなくなりました。すると私のところには、タスクがどんどん溜まります。
それをうまくさばけない。大きな理由は、単純に怖かったのです。
部下と言っても、30代の女性とか。自分よりデザインキャリアのある後輩とか。そういう人たちに、どうしても気をつかって仕事をふれない。
そんなこんなで、自分でやったほうが早いし、余計なストレスを感じないで済むと思って、とりあえず自分でやる、というスタンスに必然的になっていました。
でもやっぱり、すぐにだめになりました。
先入観が身動きを取れなくする
上長はあらためて私を呼び出し。
「おかけんはさ。仕事をメンバーに振ってさ。いつでも俺の会議、一緒に出られるようにしといてよ。部下が暇そうにしてたらアウトだよ。おかけんがさ、いちばん先に帰らないと」
そんなことを言われた気がします。
そして、メンバーとミーティングを開き、自分がタスクを抱え込んでしまってることを、腹を割って相談しました。
メンバーからは、
「どんどん仕事振ってください。主任なんですから、堂々と!」
と、笑顔で言ってくれた、ような気がします。
仕事をひとりでため込むのはデメリットでしかない
自分が仕事をため込むことは、デメリットしかありませんでした。
- メンバーの成長機会を奪っている
- 自分の成長は技術、スキルアップだけではない
- 組織全体の成長機会も奪っている
- 本来自分の役割を果たせない
それから、私は、仕事を振ることに徐々に慣れ、依頼することにまったく抵抗がなくなりました。
依頼することで得られたメリットは
- 依頼の仕方や説明の仕方のスキルが身についた
- 修正指示のスキルが身についた
- さまざまな職種と関わることで勉強する機会が増えた
- メンバーと深く関われるようになり仕事が楽しくなった
- 自分のタスクが空き、フットワークが軽くなった
- チームで動くことでより重要なプロジェクトの依頼がくるようになった
そして、振り過ぎて暇人になりました。
フリーランスも仕事を振るスキルと勇気を手に入れよう
独立してからも、このときの経験はとても役に立っています。フリーランスになると、それぞれ専門職、得意分野のある仲間がまわりに現れます。
はじめは、報酬を削り、発注することに抵抗があると思います。少しづつ、余裕がではじめたり、自分はこの領域の仕事は向いてないと思いはじめたりしたら、ぜひ、外部のクリエイターにお仕事を振ってください。
すると、気づくと思います。
なんて、楽なんだろうか。なんて、頼もしいんだろうか。
フリーランスだから、全部ひとりでやらなきゃならない。というのは、間違いです。フリーランスだからこそ、仲間をつくり、いっしょにプロジェクトを動かすんです。
だって、そのほうが、クライアントにもいい仕事ができるし、もっと深い仕事ができて、もっと深く感謝されて、もっと報酬もあがるからです。
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