こんにちは。岡田です。
WebデザイナーやWebディレクターは、ワイヤーフレームを切る機会がけっこうあると思います。私もWebディレクターとして動くときは、ワイヤーフレームを切ります。
そして、いつも思います。
ワイヤーフレームは奥が深く、とにかくクリエイティブで難しい。こだわればこだわるほどに、難しい作業です。
ワイヤーフレームの良し悪しは、人の心をどれだけ引き込めるか
ワイヤーフレームの良し悪しを決めるのは、いろんなポイントがあると思いますが、見る人をどれだけ引き込ませる構成になっているか。じゃないでしょうか?
Webサイトを上から見ていくユーザーに対し、
- ファーストビューで何を思わせるか
- その次に何を見せるか
- その次はどんな心境になるのか
- どう心を揺さぶり、アクションを起こさせるか
を、じっくり、想像しユーザーの心理を思い浮かべ設計していくのです。
ワイヤーフレームは物語の脚本をつくるのと似ている
例えるなら、お笑い芸人がネタを作るのに似ている気がします。または、ショートムービーのストーリーを考えるとか、何かの脚本を考えるとか。
そういう類の仕事に似ていると思います。
相手を冒頭で引き込み。期待を裏切らせ。感動や笑いを意図的に起こさせる。そして、その相手はどんな人か。どんなシチュエーションで見るのか。
そこまで考える。
その上で、Webマーケティング的な視点や、セールスライティング的な視点も組み合わせる。
WebデザイナーやWebディレクターは、それを「人の(顧客の)事業やサービスでやってのける」必要があるのです。私的には、そこまで深い仕事をするのがいい仕事なんじゃないかと思っています。そこにずっとこだわってきました。
ワイヤーフレームを通し、顧客をいい意味で裏切り感動を与える
私の場合は、ワイヤーフレームはPowerPointでつくります。
クライアントに見せるときには、ファーストビューから順に、うえから、ぺらりぺらりとめくりながら、一緒に説明しながら見せていくのです。
もちろん、オンラインで画面共有しながらでも、リアルで会うなら印刷して、一緒にめくってもいい。
一緒に見ていくことで、
「あ〜。なるほど」
「いいですね」
「ここまでまとめてくれるとは」
「さすがです」
となるのです。
見ていただくときは、ある意味、そのプレゼンの雰囲気や空気感を大切にしています。クライアントは、正直、どんなものがあがってくるか、楽しみでもあり、不安でもあるのです。
それを、なにか物語が始まるのかごとく、わくわくしながら、その説明の時間を楽しんでもらいたいとも思っています。たんたんと、ただ説明するのではなく、一緒にストーリーを追っていくのです。
そしておそらく、ここまで魂を込めてつくったワイヤーフレームを顧客も見たことがないので、みなさん「想像以上にまとめてくれてる」という気持ちでたいへん喜んでくれます。
あとは細かい微調整だけで、すぐにOKがでます。
そのままデザインに乗せれば、魂のこもった「人の心を動かすWEBサイト」ができあがります。
必然的に、コンバージョン率があがったり、ブランディングの効果も数段あがります。人の心を動かす、価値の高いサイトをつくるのは、このワイヤーフレームこそがかなめなんですね。
あなただけの個性豊かなワイヤーフレームを作れるようになろう
かなりクリエイティブですし、専門知識や経験も必要になってきますが、この心動かすワイヤーができるようになれば、どんどん結果がついてきますし、WEBサイトの受注も増えるでしょう。
必要な心構えは、
- ユーザーの心をいい意味で導くことを意識する
- 期待を超えるワイヤーをつくって顧客をびっくりさせてやる
- つくっている自分が、わくわく楽しんでつくる
そして、必要な知識や力は
- コンバージョンするサイトのセオリーを知る
- キャッチコピーの作り方を知る
- 企画力、ストーリー作成能力
- WEBマーケティング
- セールスライティング
- SEOの知識
あたりを広く知っておく必要があると思います。
もちろん、いいサイト、悪いサイト、いいデザイン、だめなデザインの目利きする力も大事になってきます。こう考えると、やっぱり日々勉強と実践が大事ですね。
それぞれ専門書籍がたくさん出てますから、ひとつのジャンルで3冊くらいづつ買って読んでみるといいと思います。
私も先日、BtoB向けのWEBマーケティングの書籍を3冊ほど買いましたが、1冊だけ、めちゃめちゃわかりやすく、内容がドンピシャですぐに実践に活かせるものでした。他の2冊は、それにくらべると、いまいち。ただ情報をまとめただけといった感じがしてしまいました。
書籍を読んで、試せるものはすぐに試し、自分のスキルやサービスに厚みを持たせる。その連続で、どんどん売れるようになるし、単価もあげることができます。
なにより、お客さんももっと喜んでくれるようになるし、成長していく自分自身が、めちゃめちゃ楽しいですよね。
ワイヤーフレーム。
ぜひ、あなただけの個性豊かな、心動かすワイヤーフレームの達人になってください。
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